ごくばん Vol.489 Lovers Logic/Piper('85)

junpee2012-02-12

PCにたまっていた大容量データを外付HDに移動する。しばらくするとその移行音がE⇔Bのコード進行に聞こえてくる。しかも教会のオルガン音色の如く。そのうち、BがBsus7に聞こえてきたりして、同時にトリルを始めたりする。AH!モルデントまでし始めたぞ、と盛り上がる42歳。既に病気なのかもしれない。
ごくばんは、国内モノよりpiperのmoonレーベル発85年作を。全体的に80年代ディジタル化されたサウンドの印象にて、その時点で拒絶のリスナーも多いかもしれないが、私的には黄昏時ジャケ写にイチコロなのであり。そのジャケ写の如く黄昏メロウ・グルーヴまっしぐらなA1"Starlight Ballet"は超刻み系なギターサウンドが印象的なナイス・チューン。さらにシャッフル・ビートが素敵なAOR作A3"Trade Wind"、浮遊感溢れるメロウ作品B3"Photograph"、サビの楽園展開が心地よいB5"Daylight Blue"あたりもまずまずの良作にて◎。M7、m9などの深めなコードが多く用いられている反面、転調展開が少ないのが個人的に物足りないところもあるが…そして夏向き楽曲中心なのであるが、あえてこの季節に。