ごくばん Vol.443 Toneweave/Gary Park('83)

junpee2011-05-21

行きつけの床屋で、最近流行のアイドルとやらをPV鑑賞する。しかし心に全く残らない、音もその存在も。全て同じ顔、動き、そして同じ音に感じられてしまい、興味が全く湧いてこないのだ。売り出し方が雑、というか愛情が伝わらないというか…金太郎飴みたいな世の中になってしまったものだ。
ごくばんは、自主制作盤によるボサ系SSW極名盤を。Gary Parkによるアコギ&ヴォーカルをメインとし、ふんわりと舞うようなフルートがコーティング担当という、正に理想的な展開で、こいつは一生心に残る音であります。George Hancockによる、エコー気味フルート音が最高に心地よい哀愁ボサA1"Lovemaking Eyes"、アコースティック系ボサとして理想的な佇まいのA2"Lady Rain"、B2"Late Blooming Flower"をはじめとして、全曲納得の充実ぶりに斜陽オヤジも恍惚な1枚。オススメ。