ごくばん Vol.405 Os Onze Cantos/Marinho Gallera & Paulo Vitola('79)

junpee2010-10-24

床屋にて散髪中に、普段読まないグッズ系雑誌を読んでいたら、爪きり特集の記事に出くわす。そういえば現在使用している爪きりって、幼少期から変わらず使い続けているなあ、と。特別な機能はないものの、なんとなく手に馴染むというか、愛着があると優香…このまま、棺おけに一緒に入れてもらいたい気分も高まってしまう晩秋中年。遺書に追記しておくか。
ごくばんは、ブラジルのSSWデュオ、Marinho Gallera & Paulo Vitolaによる、アコースティック・メロウな名盤を。この手の音では最高峰というべき、浮遊メロウ名曲A1"Noturno"が群を抜いて素晴らしい1曲。要所にて涼感を運んでくれる、フェンダーローズの音色が最高な味わいで◎。さらにヴォーカル+ピアノ or アコギというシンプル編成が素敵なA2"Veracidade"、A5"Meia-Porta"、A1同系のエレピコロコロ感が心地よいメロウ・ボサB1"Balaio Cheio"、フェンダーローズの甘い音色に導かれる深夜系メロウB3、B5等々、実に中身の濃い1枚。晩秋のひとときに。