ごくばん Vol.363 閃光 Flash/Hi-Fi Set('79)

junpee2010-07-11

昨日歯医者の前に、食料品をと隣町の西友まで足を伸ばす。西友までの道すがら、少年野球の練習を目にする。以前より気がついていたことだが、彼らの帽子が近鉄バファローズそっくりだなと再認識する。幼少期の頃、最も高額だったのがバファローズの帽子であり、3色トリコロールの凝った意匠が子供心に衝撃的だった記憶が甦る。近鉄の帽子はなかなか買ってもらえないねぇ、てのが当時小学生の挨拶常套句。
ごくばんは、昨日に引き続きハイ・ファイ・セットで。今回は79年の第7作を。全体に漂うメロウ感覚が素敵な好アルバム。ユーミン名曲を極々シンプルに解釈カヴァーしたA2「最後の春休み」、中間部の音名シャバダバスキャットに驚愕する傑作ジャズVo、A3「スクールバンドの女の子」、夜向きドラマティック・メロウなナイス・スローA4「22時15分」、しっとり系ジャズ・ワルツA5「レインワルツ・アンド・ラヴィング・ユー」、ラテン解釈も若干感じられるアーバン・メロウ・ミディアムB1「スローダンス」、ジェントルな大人向きメロウ・ボサB2「気まぐれトランプ」、ラストを飾る重厚ア・カペラB5「歌を捧げて」と、実に充実した内容の傑作盤。