ごくばん Vol.317 Dreams Of Tomorrow/Marylin Scott('79)

junpee2010-02-08

昨日部屋の掃除をしていたら、足元にボルトが1本落ちているのを見つける。どこのボルトだがさっぱり見当がつかぬまま、いつもの如くグダグダと飲酒していたら、突然座っていた椅子が抜けて転げ落ちそうになる。なんと、それは長年使っていた椅子のボルトだったようである。しかし、椅子の上面部が朽ち果てていて二度とボルトが取り付く島(?)もない。おかげでその椅子に座るたび、角の枠上を狙っておそるおそる斜めに座らざるを得ない中年。これではまるで痔持ちみたいぢゃないか。当分家では酔っ払い禁止である。
ごくばんは、名盤中の名盤を。女性シンガーMarylin Scottの1stアルバムであります。キラキラした音や、マシン系サウンドに過度に依存せず、むしろ西海岸系ベイエリアファンクに通ずるかのような勢いのある音を聴かせてくれる点がとりわけ魅力的な1枚。特に疾走感たっぷりな爽快メロウ・グルーヴA1"Let's Be Friends"は、何回聴いてもめちゃくちゃ心地よい傑作。後半間奏部で耳にする流麗なエレピソロが特にお気に入りで◎。さらにイントロのおどろおどろしさから一転してソウルフルな高揚感溢れる展開を見せる、Dexter Wansel作ナイス・ミディアムA2"Dreams Of Tomorrow"、Isley Brothersの渋いカバー選曲ぶりに思わず唸るA3"Highways Of Love"、Marylin Scott自作のお洒落な爽快ファンクA5"Let's Not Talk About Love"等々、前向きに明日を夢見るサウンド満載な名盤。こういうアルバムにもっと出会いたいですな。