ごくばん Vol.303 This Good Tonight/Steve Seskin('79)

３連休最終日。さすがに寝てばかりいてもアレなので、午前中は床屋で散髪。昼過ぎに帰宅して食事を摂るものの、風邪の影響で味がまったくわからない。そのうち餌を啄ばんでいるような感覚に陥り、これだったら何を食べても一緒だな、と落胆する成人の日。２度目の。なわけないが。
ごくばんは、著名なカントリー系SSW、Steve Seskinによる79年作を。柔らかな木漏れ日、爽やかな草の匂いを連想させる、アコギ中心のフォーキー・メロウ作品満載で優れものな1枚です。まずは、コンガの軽やかなリズムが印象的なA1"This Good Tonight"。音構成は小編成で少々薄めな感じだが、高揚感満点なメロディとリリカルに熱唱するヴォーカルが存在感抜群で、明らかな名曲に格上げされています。さらにラテン・タッチに熱くグルーヴするB1"Take A Look"もホセ・フェリシアーノ風で印象に残る好曲。他アコースティック色が強いものの、AOR的に楽しめるバラード佳曲A2"Push And A Shove"、A4"Quite Time"あたりもまずまず。