ごくばん Vol.298 Silver Morning/Kenny Rankin('74)

junpee2010-01-01

例年同様、元旦は周囲の生活音がほとんどしない。正月は活動せずにTVの前で過ごす人が大半なのだろうけど、なぜか自分の場合は掃除、洗濯、お買い物と家事フルコースに励みたくなる日でもあり。周りが遊んでいるときに努力したので大成した、というスポーツ選手のインタビューを思い出しつつ、でも周りが努力しているときに遊んでいたら一緒だな、とそんなことを思う2010年の初日。今日は白ワインにぶり刺身。たまらん。
ごくばんは、ケニー・ランキンの超名盤74年作を。相当昔、まだこれがCD化されていなかった頃、AMSで800円でゲットした思い出の品でもあります。爽やかなアコースティック・メロウ路線が心地よく、とりわけジャズ・ワルツ風な軽やかさが堪らないA3"In The Name Of Love"、B1"Haven't We Met"は流れるようなリズム感覚が最高に爽快で極上。さらにホセ・フェリシアーノ風ラテン・メロウB4"Catfish"、B5"Birembau"、70年代初期なカラフルさを加えたポップ感が素晴らしいB2"Penny Lane"など時折スキャットを入れながら、お洒落に高揚するサウンドが最高。一生モノ。