ごくばん Vol.294 Black Velvet Rose/Neal Creque('80)

junpee2009-12-24

仕事中ある材料が不足し、会社の倉庫へ取りに向かう。結構な量の金具を持っていかねばならず、重量に持ちこたえられるズタ袋に放り込んで仕事場へUターン。袋が破けることはないのだが、いかんせん重過ぎて肩に担がないと運ぶことができない。ヒィヒィ運びながら、ふと今の自分の姿がまさにサンタクロースだな、と思ったりする。仕事場に戻ったら「はい、プレゼント!」と台詞まで用意していたが、到着時には息が上がり言葉を発することもできず。間の悪い年の暮れ。
ごくばんは、Pucho & Latin Soul Brothersのキーボーディスト、Neal Crequeの80年盤を。正確には72年に発表されたアルバムのジャケ違い2ndプレス。ラテン&黒フィーリングを漂わせつつも、表面的には優雅なポップ色で彩られたサウンドが耳なじみよい1枚。Ramsey Lewisを彷彿とさせる、黒系グルーヴが心地よいA1"Rafiki"、飛翔感漂うナイス・ボサB3"Chase The Bombing"、ビオラ、チェロの重厚な響き、うっすらと聴こえるコーラスが実に優雅なボサ・インストA2"Years Of Regret"、A4"Nina"、クロスオーバー・イレブン向き渋メロウインストB4"Before The Rain Came"など、1年を振り返りつつリスニングするには最適の1枚。華麗で煌びやかなエレピ音がくせになります。