イエレコ Vol.31 Transit/泰葉('81)

junpee2009-11-28

今週月曜に布団を新調する。ふかふかで寝心地よく、夜中に目覚めることが少なくなった。しかしカマボコ調にふかふかなので、少しでも寝場所が右ないし左寄りに偏ってしまうと敷布団から転げ落ちてしまいそうになる気がして、高いところから転落している夢をよく見るようになる。「ハッ!」と気がつくと、両足を不自然にバタつかせている今日この頃である。もう少し大き目の敷布団にしておくんだった。あとは枕を購入しなくてはだが、結婚式の引き出物カタログによさげなのがあるので、近々注文しようかと。炭入りにするか、ヒノキ入りにするか、迷ってしまってワンワンワワンな土曜日。今日はお鍋で。
イエレコは、最近何かと話題の泰葉のデビューアルバムを。様々な先入観を排除してリスニングすると、とてもイケてるAOR盤のように感じるので、本当はごくばんにしようかと思いましたが、イエレコにて御免。アレンジ担当が、井上鑑、若草恵、そして矢野立美・泰葉で3等分されていて、それぞれの個性がそれぞれ楽しめる内容となっています。まずは、シングル・ヒットもしたB2「フライデイ・チャイナタウン」。ラテン・タッチなアーバン・歌謡ディスコで、ちょっと前に聴いた八神純子風な感じもありつつ、流麗なメロディ・ライン、非凡な歌唱力、井上鑑の影あるクリスタルなアレンジメントと、心地よくリスニングできる条件がばっちり揃っている名曲でございます。さらにラテン色を強くしたラテン歌謡B1"Love Magic"、浮遊感、高揚感ばっちりな寺尾聡風ナイス・ミディアムA1「恋 1/2」、間奏におけるユニゾンスキャットに驚愕のソリッド・ファンクA4"Bye Bye Lover"、若草恵による上品なストリングス・アレンジが美しいメロウ・ボサA5「空中ブランコ」と、かなり力の入った濃い内容で、時折思い出したように針を落としてしまう忘れられないアルバム。全曲の作曲を泰葉が担当しています。