ごくばん Vol.278 This Time/Al Jarreau('80)

junpee2009-11-20

明日から3連休の開放感もあり乍ら、久々に白ワインを買って帰る。もちろんヴォジョレーではないものを1,080円で。こちらも久々に拵えた鯵のマリネと抜群の相性で、爽やかな晩秋の宵が多幸感に満ち溢れる。これまでワインを買うときは、赤:白=49:1という極端な赤ワイン派であったが、これを機に白も飲むようにしてみようかと。バニラ香ほのかな調和のとれた白がいいねぇ。
ごくばんは、アル・ジャロウのJay Graydonプロデュース80年作を。後にリリースされる"Breakin' Away"、"Jarreau"でも聴くことのできる、キラキラアーバン・メロウAORてんこもりな1枚ですが、本作がそれらの中で最も濃い内容であると思います。ラテン系パーカシヴなリズム感覚がウキウキ感を倍増させるA1"Never Gonna Givin' Up"、煌きフェンダーローズが高揚感を誘うメロウ・フローターA2"Gimme What You Got"がいきなりにして極上AORのS級作品で、残り収録曲への期待が高まりますが、はたしてその通り極上なメロウ作が次々と現れ悶絶してしまいます。ロマンティック&ムーディーな傑作ジャズ・ワルツA4"Alonzo"、Allee Willsによる夜系美メロバラードA5"Change Your Mind"などなど看過できない傑作ばかりで、家呑みのお供に重宝しているアルバム。文句無し。