ごくばん Vol.265 Burchfield Nines/Michael Franks('78)

junpee2009-10-13

最近朝起きるとき、ツライ感覚がなくなってきた。もう少し寝ていたい、とか今日休んじゃおうか、とかそんな倦怠感が以前なら必ず起きたのだけど、昨年あたりから目覚めがやたらよい、というか、むしろあまり眠れなくなってきたのかもしれない。もしかしたら来年あたりには9 to 5な睡眠時間を日常としてしまうのだろうか、嗚呼これではまるでモリケン!絶対そうならないんだもんね〜。もしお見合いの機会があったら、趣味は若作りです、と言おう。さらば涙。
ごくばんは、マイケル・フランクスの4thを。新宿タワレコでレコメンドされているのを見て、そんなに良かったっけ?と聴いてみておお、案外良かったのね、と見直してしまった1枚であります。全体に漂う浮遊感と洒脱感が最高におしゃれで、1日の疲れを癒しつつ、蒸れた靴下を脱ぎながら聴くと最高に心地よい、そんな位置づけを勝手にしておりますが、まずはその浮遊感覚が堪らないジャジーなミディアム・メロウA1"When The Cookie Jar Is Empty"がここまでのコメントを全て代弁してくれる名作。頼りなげな歌声も乙な感じだし、凄腕演奏者による手癖の如く繰り出されるサウンドにも恍惚。その後A2以降も同様に心地よいおしゃれサウンドが続きますが、個人的に最も気に入ったのがMaj 7の揺らぎ系コード進行が爽やかなB2"Dear Little Nightingale"。メチャ地味な印象を与える楽曲だけど、お気に入りなフレーズを単調に繰り返してくれるので寧ろ最高な聴きごたえで最高でございます。極メロウな蕩ける1枚。