ごくばん Vol.240 S/T /Arthur Verocai('72)

junpee2009-08-22

今週より仕事復帰。したばかりなのに、火曜日以降4日連続で朝帰りとなってしまった。そして飲む相手も毎日変遷するヴァラエティぶり。さすがに今日は疲労困憊で夕方まで起き上がることもできず。18時ごろようやく這うように起きてきて、食料品でも買いに行くか、とコンタクトを装着しようとしたら、洗浄液に浸かっているはずのレンズが1枚外にほっぽり出されていて、カピカピに!しかももう片方のレンズは見つからず、どこにいったのじゃと探していたら、まだ目の中に入ったままだった!即外して付け直したが、目に良いはずがない。とうとうボケ始めたかもしれんな。
ごくばんは前回のつながりで、アルトゥール・ヴェロカイの72年作1stを。大編成な管弦セクションをメロウ・グルーヴなサウンドに融合させた傑作アルバム。このタイプの知的で刺激的なサウンドにはそうそうお耳にかかれません。のっけのスロー作A1"Caboclo"は唯一本人のヴォーカル入り作品。70年代初期特有のシンセ効果音と静かに抑揚をつける、濃厚ストリングスのブレンド具合が絶妙で◎。そしてキラーな傑作メロウ・グルーヴA2"Pelas Sombras"の素晴らしいこと!イントロでエレピが登場した時点でハートを鷲摑みにされること間違いありません。さらにイントロのワウワウ・カッティング&ハイテンション管弦サウンドでぶっ飛んでしまう、濃密メロウ・グルーヴA4"Presente Grego"も一生聴き続けていくはずの大名曲。それぞれの音がぶつかりあうたびに、新たなエネルギーを生み出しているように感じます。その他長くなるので割愛せざるを得ないほど、どの作品も最高で、30分弱の短い収録時間においしいサウンドがギュッと濃縮されている名アルバム。一生モノ。