ごくばん Vol.219 Lots Of Love/しばたはつみ('76)

junpee2009-06-27

火曜日の夜帰宅後、突然その気になりジョギングに向かう。咳がひどかったので鼻で呼吸してみたら、いつものハァハァ状態にならず至って快適走行となり、結局普段の倍の距離を走ってしまう。早速家でマピオンキョリ測により走行コースをトレースしてみると、ななんと7.5kmも走ってしまったようだ。これはマラソンも夢ではないぞ、と歓喜した途端咳がひどくなりゲェゲェトランス状態に。身体を震わせながら、「く、くすり」とのど飴を口に放り込み発作を抑える演技の練習には最適の状況である。会社で流行らせよう。
ごくばんは国内モノより、しばたはつみの76年作を。前作「シンガーレディ」同様、大野雄二アレンジによるバリバリファンキーなサウンドを堪能できる、ジョン・レノンのカヴァーA1"Love"が傑出した存在。イントロのハイテンションなブラス・アレンジで瞬殺される、まさにキラーな1曲。さらにA1と同系なB4「南十字星を撃て」、メロウ・ボサなB1「愛の引き算」なども大野雄二マジック全開で素晴らしい仕上がり。そして佐藤博によるパーカッシヴなメロウ・グルーヴA3「野生の花」も全体に漂う飛翔感・高揚感が心地よい極上作で本アルバムの看板的存在。2008年1月にCDリイシューされています。