ごくばん Vol.197 Keep It Live/The Dazz Band('82)

予定通り今日は実家へ。しかし明日仕事となった為所要を済ませた後、速やかに自宅へ戻る。給付金は申請しただけで振り込まれていなかったようだが、顔を見せた記念に受け取ることができた。これであと1週間は生活ができるという、なんともみみっちい安堵感に浸る雨の週末。給付金を受領してもどうせ貯金に回すだろう、だなんて予測をしている人に言いたいが、今日明日の食費や、借金返済に回さざるを得ない人がたくさんいることを忘れてはいけないにぃ。飲み屋のツケだってあるしよ♪でもレコ屋のツケって聞いた事がない。
ごくばんは続けてダズバンドで。これは彼らの作品中最もヒットした1枚。ある意味前作より完成度が高いように感じる充実の1枚。ちょっと出来過ぎの感もありつつ、AOR系メロウ・フローター作品A2"Gamble With My Love"、A4"Just Can't Wait 'Till The Night"、B4"Let Me Love You Until"の３曲が最高に素晴らしい仕上がりぶり。こうやってくれたらなあ、という期待通りの甘・爽・高揚3拍子揃ったサウンドに生活困窮のオヤジも納得である。大ヒットしたアーバン・ダンサーA1"Let It Whip"、哀愁メロウ・バラードA3"I'll Keep On Lovin' You"あたりも層の薄いアルバムなら真っ先にレビューされる程内容の濃い作品で◎。安盤だがA級の1枚。