ごくばん Vol.195 Anthology/Strawberry Alarm Clock('71)

junpee2009-04-13

昨日は昼から巨人阪神戦を酩酊状態で観戦。番組がスタートするやいなや、富士山で汲み取った天然水やらの宣伝が始まり、何ともいえぬ違和感を覚える。しかもこれって何の宣伝なんだ?水を買って欲しいのかさえよくわからなかったぞ…映像やサウンドの創り方、そしてわざとらしいナレーションのすべてが綺麗過ぎて、そっち方面のか?と思いを巡らす。野球観戦後クリーニングを取りに行く。なぜか配達が遅れていて、結局3度も家と店の間を往復してしまう。すっかり酔いが回ってしまい、不惑間近の中年には酷な状況となる。飲んだ後の運動は危険だ。
ごくばんはさらに珍しいところから、Strawberry Alarm Clockを。唯一所有のベスト盤だと思いますが、これはずいぶん昔にゲットしたCDだったはず。彼らは西海岸のサイケデリック・ロック・グループ。サイケ、という音楽世界が実はよくわからないのですが、これを聴くたび相当ヤバイ音楽なんだな、と思います。精神分裂気味な不協和音に、突然現れる至福のサウンドが何ともたまらぬ魅力にみちみちていてヤバイです。本アルバムはベスト盤の作りですが、やはりシングル・ヒットした最初の4曲が図抜けてよく、エンディングのふわふわとした高揚感が実にヤバイ全米ナンバー1ヒット"Incence & Peppermints"、インパクト抜群のイントロが最高にかっこいい"Tomorrow"、精神世界をほんわかと探求する"Sit With The Guru"、そしてソフト・ロック的に評価された超傑作"Barefoot In Baltimore"といずれも想像を超えた作品ばかりで圧倒されるばかり。酒を飲まずには聴けない1枚。