ごくばん Vol.144 Volume Ⅷ/Average White Band('80)

junpee2008-12-28

日々の買い物の際、できるだけ小銭が残らないようにレジで支払おうとするが、タイミングを逸したり、持ち合わせがなかったりでいつの間にか財布が小銭でパンパン状態になることは日常茶飯事。朝出かける度に「ああ財布が重たいぞー」と小銭を玄関靴箱の上に置いていくことを繰り返しているうちに、気が付けば新川〜勝どき地区顔負けの立派な小銭タワーが聳え立つてゐる。既に1万円を超えているように感じるのだが、正確に数えてはいない。この「玄関貯金」が唯一役に立つのは代引きで買い物をした時に小銭を簡単に差し出せることくらいか。いつの日か貯金してやる。
ごくばん144枚目は、イギリスのブルー・アイド・ソウルグループによる80年作を。A面が新作、B面が1st〜3rdまでの抜粋と、なんとなく中途半端なつくりになっているが、色んな意味で内容の濃い1枚と言えましょう。まずはDavid FosterプロデュースのA面ですが、同年発表の"Shine"への架け橋となるべき名曲満載で素晴らしい内容。特にシャッフル系メロウ・グルーヴが最高にかっこよいA2"Love Won't Get In The Way"、高揚感溢れるアーバン・メロウ・グルーヴA3"Love Gives, Love Takes Away"の2曲が極上の極み。スウェイ・ビートが心地よいダンサーA1"Kiss Me"、甘々トロトロなコテコテバラードA4"Growing Pains"も、大人の夜を演出するAORとしては上出来で◎。過去の遺産的なB面も主要な名曲がしっかり収録されていて、いざと言うとき使える便利なLP。これは持つべき1枚。