ごくばん Vol.129 Willing Heart/Kelly Willard('81)

junpee2008-11-15

一昨日終電で帰宅し、取って置きのすきやきうどんをレンジで温めて取り出そうとしたら、偶然蓋が外れて火傷をし、ついでにうどんが床に落下…ああ情けなか。先週の日曜日、朝飯に取って置きの冷凍スパゲティをレンジで温めて取り出そうとしたら、(以下同文)。床に食べさせるつもりぢゃなかったのになあ、としっかり拾って食べてしまう39の晩秋。5秒ルール健在也。
ごくばん129枚目は、女性CCM取って置きの名盤を。女性版ブルース・ヒバードとの異名も存在する傑作2nd。78年の1stもそうであったように、美メロと清らかな歌声が特徴の内容ではありますが、前作よりもアーバン色、ロック色を若干加えてさらに深みを増したサウンドが素晴らしい1枚。白眉は何と言ってもイントロの哀愁サックスでこれや、と反応してしまうメロウ・ミディアムA3"Comfortable With You"。フェンダー・ローズの煌き、各ブリッジ部における極上フレーズなつなぎなど美味な1曲でございます。さらに、若干ロック色が強いものの、高揚感溢れるサビの展開が素晴らしいB1"Hold On"、美しいメロディ、歌声に聴き入ってしまうスロー作品A1、A2、A5、B2、B3、B4と社会の荒波にもまれて荒んだ心をリセットするのに相応しい作品が目白押し。裏ジャケ記載の詩篇にも心癒されるアルバム。いや〜CCMって、本当にいいですね。