こくばん Vol.1 夜よ泣かないで/松山千春('82)

junpee2008-10-25

今週は体調不良で2日休業。ここ数ヶ月の気苦労がドッと押し寄せてきたようで朦朧と過ごす我晩秋也。しかし気を抜くこともできず、明日もちょっぴりお仕事モードで哀愁な週末。人は齢を重ねれば重ねるほど、行きたくない場所に行かねばならない、という格言が頭をよぎる。確かに若いままの感覚で生きていくのは難しいなぁ、て最近なんとなく思うわけで、父さん。俺が父さんになる日は一生来ないだろう、自分の子供なんて創造、いや想像しただけでも卒倒しそうである。明日は仕事を終えたらレコードを買いに行こう。それで満足な人生。悔いはなし。
今日は国内モノで。国内モノで心に残る名曲を「こくばん」と称して掲載できれば、と思っております。1枚目は松山千春の昭和57年初春のヒット曲を。前々大ヒット作「長い夜」は、キャッチーなロック作品で大衆受けしましたが、個人的には次々作のこちらの方がめちゃ心に響いた次第。初めて聴いた当時は中学1年生でしたけど、なんとなく深みのあるメロウな音にまず心を掴まれ、その後20年以上に亘りずっと心の1曲として心の中に住み続けている作品であります。曲想的にアコギ中心のボサノヴァ、さらに間奏およびエンディング部におけるメジャー7thの美しいコード進行(Dmaj7⇔Amaj7、Bm9⇔Amaj7)という点で妙に聞かせる展開がたまらなくタマランチンな名作。こういうコーディネートで一度出社してみたい。