ごくばん Vol.125 From The Beginning/Barbara Carroll('77)

junpee2008-10-20

ついに今日は力尽きてダウン。イヴェントの後に無理をして仕事をしたのが祟ったよう。久々に長時間の睡眠を貪る。しかし長く横になっているとそのうち体中が痛くなってくる。将来寝たきりになったらこりゃ苦痛で仕方がないわい、と老後のことまで心配になる寂しき秋の日。枯葉散る夕暮れ。
ごくばん125枚目は、女性ジャズ・ピアニストによるお上品な1枚を。ソフトすぎるぐらいソフトなタッチの奏法が印象的で、コロコロと心地よく転がる珠玉のメロディが、今日のような小春日和の午後、紅茶でも飲みつつ部屋で聞くのに最適なサウンドを醸し出しております。特にフュージョン・タッチのA面が良いアルバムで、サンバのニュアンスも感じられるブラジリアン・フュージョンA1"From The Beginning"、有名作品をアーバン・タッチに仕上げたA2"Together"、S.Wonderの名曲をジャジーに渋くアレンジしたA3"Isn't She Lovely"、そして本盤の目玉的存在、ロイ・エアーズ系メロウ・グルーヴA4"Lazy Love"と優雅なマダム向けのおしゃれなサウンドに、老いぼれゆく病中中年も恍惚と聞き惚れてしまう名盤。B面もいい雰囲気ですよ。