ごくばん Vol.79 Love Is The Answer/Paradise('83)

今日久々に家のキーボードを弾いてみる。何気なく押したことのないボタンを押すと突然かっこいい自動演奏フレーズが登場する。お、これいいじゃん、と調子に乗って適当に操作していくとさらに音世界が無限に広がっていき、数時間ハマってしまった。（キーボードを）購入してから3年近く経つと言うのに、大半の機能を使いこなせずにいたことに気付く。他にも100％の機能を使いこなせていないものなんてたくさんありそうだ。明日からメタボ解消のジョギングを開始しようかと思っていたが、暑いのでまずは使いこなせていないと思われる脳トレからはじめよう。
ごくばん79枚目はUKソウルの隠れ名盤より。今年CD化も果たしております。83年という微妙な時代において、打ち込み音よりも生音をやや多めに選択しているあたりが好感の持てるサウンドの所以か。イギリス・チャートで43位まで上昇したアーバン・メロウ・グルーヴA1"One Mind Two Hearts"をはじめとする、ブラコン系ミディアムの良品がいきなり立て続けに登場するA面が最高。そして数少ないスローにして最高に心地よいメロウ・フローターA5"Don't Give Up Now"がAOR好きな私には最も好みの1曲。B面も同様に素晴らしい内容で言うこと無し。寧ろ粒が揃いすぎていて各曲の印象が薄いことが贅沢な悩みか。間違いない1枚。