ごくばん Vol.72 Prisms/Lyons & Clark('76)

junpee2008-06-28

先日購入したプライベート・ビーチは初期不良により新しいものと交換。折角俺だけの膿、じゃなくて海を毎晩堪能しようと思っていたのになぁ。お楽しみがおあずけとなってしまった6月最終土曜日。実にじめじめと鬱陶しい空模様である。若き日に怪我をした右手首と右膝が疼いてゐる。どんな状況で怪我をしたか思い出すたびに情けない思いになってしまう。鈍痛はセピア色。
ごくばん72枚目は、心暖まるソフトで爽やかな女性デュオ傑作盤を。二人のアコギを中心とした知的で優しいサウンドが素敵な本盤、今日のようなどんよりとした空模様の一日にも、みんなの心に一輪の花を咲かせてくれます。アルバム冒頭は美しいソプラノサックスソロに導かれるインスト小品A1"Floating On Blue"。そして瑞々しいまでにアコースティックな傑作ミディアムA2"I Thought I Would Try"の心地よいこと!バック・ミュージシャンがLarry Carlton,Wilton Felder,Steve Gadd,Ralph McDonald,Joe Sampleと豪華すぎる面々でびっくり。クレジットされていませんが、おそらくTom Scott担当と思われる木管セクションの柔らかいサウンドも心地よさを後押ししています。さらにお洒落なバウンス系ポップスA3"Prisims"、プリAORなミディアム・シャッフルB1"No Deal"、カントリー系メロウ・ポップスB2"Keepin' The Heat Down"など、心癒される優しい作品ばかりで幸せ気分な1枚です。他にJeff Porcaro、Michael Omartianも参加しているぞ。