極私的名盤 Vol.40 S/T /Gary Ogan('77)

junpee2008-04-08

今日の千葉県地方は一日中大嵐状態だったが、そんな中でも屋外で仕事。ずぶぬれになってしまったので、車中で暖を取っているうちにうっかり眠ってしまった。気が付いたら仕事が終わっていて誰もいない!なかなか素敵な放置プレイだな…、ということで私も早めの帰途についた次第。そして帰りの車中で聴いたラジオ日本の放送で、1975年4月某日付のビルボードチャートを30位からカウント・ダウンする番組に出くわして驚愕。でも全曲知っている自分を褒めてやりたい。
極私的名盤は今日からBES〜AOR界隈よりセレクト。ゲイリー・オーガンはアメリカ西海岸のSSW。本作はレオン・ラッセルと共同プロデュースした1stアルバム。昨年9月にCD化されております。AORとして聴くならやはりB面の一連の流れが素晴らしいアルバムと言えるでしょう。中でも"What's Goin' On"を彷彿とさせる、軽やかで壮大なグルーヴが心地よいライト・メロウなナイス・ミディアムB3"Everybody Wants Your Love"の出来が抜群に素晴らしく、正に本盤のハイライト。後半のサックスが登場するあたりは、マッキー・フェアリーを連想させるサウンドで◎。さらに16ビートの弾むリズムに美しいメロディとドラマティックな演奏が絡みつく傑作AOR、B1"Foolish Love"、Gary Oganによる流麗なピアノ・プレイと爽やかなコーラスが美しいブラジリアン・インストB4"Once More For Me"、アコギを中心としたいかにもSSWモノなサウンドに意表を衝かれるB5"The Road At Satins"とヴァラエティに富みながらも全曲素晴らしい、という贅沢なB面に乾杯。同時にCD化された2nd収録の"Into My Heart, Out On My Mind"も極上AORでオススメです。