今年の買いレコ Vol.136〜138 This Is It!/Guy Pastor('85) The Album/Cargo('87) Rhapsody In Blue/Craig Hundley('68)

3枚追加です・・・いずれも秋の夜長にぴったりな酒のすすむスムース・サウンドジャズ・シンガーGuy Pastorによる85年作は、なんと言ってもテディ・ランダッツオ作摩天楼系AOR"This Is It"が最高。16ビートを基調にしたシンコペーション入りまくりのアレンジが心地よい快作です。さらにビリー・ジョエルの名曲をスウィンギーに大胆アレンジした"Just The Way You Are"も面白い。(これって何かのCMで流れていたヴァージョンにそっくりな気もしますが…)ちょっぴりワイルドな歌唱もオジさんの魅力でス・テ・キ、ですな。そしてキーボード奏者Mike Carrを中心とするジャズ・フュージョン・ユニットCargoの87年作は、ブラコン系アーバン・サウンドが魅力の1枚。Grover Washington Jr.の"Winelight"を彷彿とさせるようなミディアム・フロウA1"Without You"、A3”Holding On"、ボサノヴァとスウィングの中間なリズムが心地よいA4"Lovely Summers Day"など全曲素晴らしい。最後に10代天才ピアニストによるソロ・アルバムは、ガーシュインのタイトル作A1から早くも入魂の出来で最高です。後半の飛ばしまくりなアレンジがこれまた凄いやね〜。さらにフリーソウル的なメロウ・グルーヴ感が素晴らしいB2"If I Could Love You"、B4"You And Me"などもはっきり言って特A級な作品。しかもこの2曲だけ自作だしな(笑)。いやはや凄いアルバム達です。