今年の買いレコ Vol.120〜122 Concert From The Stars/Silvetti('78) Love Will Find A Way/Pharoah Sanders('78) The Chanteuse Is Loose/Launie Kazan('77)

買いレコ3枚追加。6月の日記でも採り上げたアルゼンチン出身のコンポーザー、シルヴェッティによる78年盤は、リゾート感覚たっぷりな甘いインスト曲が素晴らしい内容。ちょっと間違えるとイージー・リスニングかな、という感じもするほどオーケストラを用いたわかり易いアレンジなのですが、そのすれすれ感は、むしろ滅多に耳に出来ない感覚でもあります。長尺なA1"Sun After The Rain"から心地よすぎますよ。そして昨今のスピリチュアル・ジャズ・ブームで再浮上のサックス奏者ファラオ・サンダースによる78年作は、ノーマン・コナーズプロデュースのムーディーな甘系サウンドB1、B2が◎。ブラジリアンなA2もいいでよ。そして女優Launie Kazenによるライブ・アルバムは、まるでマーリナ・ショウの75年作を聴いているかのような、ファンキー名曲A1"Life Is A Song Worth Singing"で幕を開け、ブラジリアン&アッパーなLighthouseのカヴァーA5"One Fine Morning"につながっていくA面の流れが本当に素晴らしい。飲みながらの鑑賞には特に最高なアルバムです。