今日の1枚 A Kiss In The Sand/Leon Ware('05)

junpee2005-02-25

リオン・ウエアに師事されている、ミュージシャンKanafu Marieさんより、リオンの新作をいただきました。とても感激しつつCDを聴き続けております。本作はマルコス・ヴァーリ参加の作品が収録されたりと、ブラジリアンなサウンドが特徴な1枚ですが、アルバム全体が包み込むような優しさに満たされており、聴いていて本当にリラックスしてしまうのです。
このアルバムは、亡くなったリオンの愛娘Laura Michelle Leonに捧げた追悼作。彼女との思い出がたっぷりつまったタイトル曲"A Kiss In The Sand"は、前述のマルコス・ヴァーリとの共作。ささやくようなリオンのヴォーカルは、まさに娘に語りかけているかのよう。たゆとうようなボサノヴァサウンドは、ジャケットの夕暮れ空に溶けていくかの如く、儚い。そしてそれと同時に大らかな「父性」も感じさせる、味わい深い1曲です。そしてトラック13収録の"Hearts Alive"。Kanafu Marieさんの作品です。若干アップテンポなサンバのリズムが心地よく、哀愁味を含んだメロディが美しい名曲。控えめなバック・コーラスや、そよ風のようなフルートなどの音色の奥に、内面に秘めた生命の力強さを感じさせる、ポテンシャルの高いサウンドが素晴らしいです。さらに続くトラック14"Sweet Tears"。裏ジャケを見ながら聴いていますが、リオンの「優しさ」を強く感じずにはいられません。今日のティッシュの減りが早いのは、花粉症のせいだけではないですよ(笑)。
改めて、Kanafuさんありがとう!そしてこれからも素晴らしい音楽を届けてください。
Leon WareのHPはこちら→http://www.leonware.com