今年買ったレコード Vol.33〜34 Heart To Heart('77)/ Love Heart('78)/Rajie

そしてさらにもう2枚。こちらは、CMソングやバック・コーラスをつとめていた女性シンガーによる、1stと2nd。どちらもかなりの良盤ですよ。77年の1st(写真左)は、高橋幸宏後藤次利によるサウンド・プロデュースが冴え渡っており、上質のシティ・ポップスが多数収録されています。グルーヴィー&メロウなフリー・ソウル系ポップス"It's Me…It's You"、南佳孝とのデュエットが話題の、アーバン・メロウな"The Tokyo Taste"、上掲の小林啓子のアルバムにも収録のおしゃれポップス「気分を出してもう一度」など、素晴らしい作品が目白押し。続く78年の2nd(写真右)は、歌謡ディスコ的なニュアンスが強まるものの、キャッチーな魅力が増しており、親しみ易い内容。大野雄二アレンジ?と一瞬感じてしまう、ミステリアスな味付けが最高な「ラスト・チャンス」がとりわけ名曲です。