今年買ったレコード Vol.32 ちょっと気分を変えて/小林啓子('77)

去年の10月以降に買ったアナログレコードの大半が、まだ整理できずにオーディオの前で積み重なっている。一応アルファベット順にレコード棚にしまってはいるのだが、新たに買ってきた盤を然るべき場所にしまうのが、とても面倒くさい。だって、AとかBとか、アルファベットの最初のものをしまうとき、その後の盤を全部ずらして、スペースを確保しないといけないんですよ。実際、Zの方から少しずつ空けていきながらしまっております（笑）。アナログ盤って案外重いし、ハァハァ言いながら片付けることになるんだろうなあ。
さて、32枚目の購入盤は、フォーク歌手が77年に発表したなかなか面白い1枚。演歌寄り歌謡曲みたいな作品も収録されているが、その反面、とても粋なシティ・ポップスも堪能できてしまう素敵な内容。白眉は安井かずみ＆加藤和彦コンビによる「気分を出してもう一度」。色んなアーティストがカヴァーした、おしゃれでメロウな名曲です。サビで♪We Can Dance,Dance…と歌っているあたりはとってもこみ上げますね。さらに高橋幸宏作の、ラテンチックな「このかるい感じが好きなんです」も素晴らしい1曲。