レコ Vol.264 秋日和/あべ静江('74)

7〜9月期において、GPIF運用益がマイナス9.4兆円とのことで、これは国民の年金資金がそのもの溶けてしまったということである。一昨年から自民党判断の中で強硬的にGPIF運用比率を上げるべきだ、と進めてきた結果がこれである。苦労せずして儲けることに何の意味もない。そのことが理解できていれば、自公政権によるその場しのぎのアホ政策に引っかかることもないはずである。そんな最中、ガラガラな国連総会にて「とにかく経済！経済！経済！」と空々しく連呼するアホ安倍…誰も聴いてねーよ。
レコ264枚目は、秋日和な季節にピンポイントなあべ静江による74年作を。A面「秋日和」は、至って普通テイストのメロウ歌謡曲であるが、アレンジ担当ボブ佐久間によるフィリーソウル仕立てなサウンドが好事家には堪らない一曲。イントロ＆アウトロにおける"You Make Me Feel Brand New"風展開などが印象的で、「くれないホテル/西田佐知子」あたりと好相性と思われます。B面「公園の昼下がり」は、フォーク歌謡な冬向き哀愁作。