レコ Vol.244 河内のオッサンの唄/ミス花子('76)

junpee2015-07-18

ここへ来て、ようやく新国立競技場設計を見直すとの表明がA総理よりされたが、なぜもっと早くその決断ができなかったのか不思議である。普通に考えれば戦後最大の汚点となろう、安保法強硬採決による支持率減少を和らげるための動きと受け取れるが、どうせ大した見直しにもならず、儲ける奴はそれなりに儲け、結局は細民にしわ寄せがくる構図が既に明確に見えているのが哀しいこの国なのである。森喜朗が表舞台に登場した時点で、茶番確定と見抜かなくてはいけませんね。
レコ244枚目は、「ガッツだぜ」にオマージュされたナニワのSSWミス花子による大ヒット曲を。イントロのファンキーなグルーヴィーさに河内弁ど真ん中の機関銃ラップが重なる、歴史的にも稀有な傑作ファンク。これをカラオケで完璧に再現できる人に未だ嘗て出会ったことがございません。歌詞内容も底辺労働者の反骨エネルギーに満ちた、ある意味暖かみも感じられる大阪の良心で◎。B面「サラリーマンぶるうす」は一転してほんわかカントリー調ブルースだが、こちらも貧困を嘆く内容にてやはり身につまされます。♪あーキャバレーで飲みたいなー、でも、月給が安すぎる〜搾取しているやつ誰や?