レコ(仮)Vol.186 Portrat Of Kiyoshi Hasegawa/長谷川きよし('70)

junpee2014-09-14

朝日叩きに躍起になっている読売・産経を見ていると、結局は同じ穴のムジナ同士でプロレスごっこをしているようにしか見えないのが哀愁である。さらに政府までその流れに乗っかっている様は、いよいよ忌まわしきあの、戦前期とシンクロし始めてきた兆しが表出してきた感を強くする中年。ネオナチ右翼と写真に納まっていた現役女性閣僚、「説得できない有権者は抹殺せよ」とのナチス本に推薦文を寄稿した現役女性閣僚、いずれも国際標準から大きくOBしているのは明らか。いよいよ孤立し始めてきたこの国。
レコ186枚目は、和製ホセ・フェリシアーノ長谷川きよしによる傑作2ndを。アコギを中心とする柔らかなサウンドが上品なボサ・ジャズに味付けされており、9月末の爽やかな気候に相応しい1枚。アルバムの目玉的存在、極上アコギ・ボサA1「透明なひとときを」、スタンダード作品をA1同様心地よいグルーヴ作品に昇華させたA3「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」、しっとりお洒落なクール・ジャズA5「メランコリー」、これまたA1同様アコギ・グルーヴにTKO間違いなしの、ラテンメドレーB1「黒いオルフェメドレー」、みんなのうた風軽快なグルーヴ歌謡B5「ピッコのピエロ」、極メロウなしっとりバラードB6「悲しみの子守唄」等、誠実な歌唱と共に楽しめるごくばん。