レコ(仮)Vol.151 Woman/フランク永井('82)

junpee2014-05-24

近所にハナマサがオープンし、安いもの目当てにていそいそとプチ行商にいそしむ中年。ただ安いものを買うのではなく、良いものを安く買うコンセプトが行動のポイント。このお店は肉系なだけあって、カツサンドとハムカツは安いが絶品。地域最安値の某売れ筋缶チューハイとハムカツの織り成すハーモニーが癖になる45歳。高級惣菜を続けて食べられるほど、高貴な身分ではない平民・棄民。
レコ151枚目は稀代の低音シンガー、フランク永井山下達郎プロデュースにて発表した82年シングルを。他者に類似性の少ない独特な節回し歌唱ミーツ・甘茶ソウルなコンセプトが最高に味わい深い1枚でございます。当時ご本人も違和感があったという16ビート・シカゴ系スウィートソウル、"Woman"は、曲進行と共に高揚感が増していく、静かに燃える名曲。B面収録「愛のセレナーデ」もフィリー・ソウルを基調とした上品なメロウ佳曲にて、心に残る逸品。そして、オリコン・チャートイン最後の作品。