レコ(仮)Vol.137 オレンジ/伊勢正三('83)

junpee2014-04-16

昼夜逆転の生活からさらに反転し、明け休みを堪能するウエンズディ中年。久々に月島〜勝どき方面へ散歩に出かけ、成城石井で秋刀魚のトマト・パスタを購入したところ、これが旨すぎて一人ニヤケる夕暮れ時である。トマトソースは酸味の効いた新鮮味がポイントであります。しかし、いつものワインは購入せず、安酒チューハイにて済ます予定。デフレ隠しのエセインフレを演出しているアベノミクスって、本当にジャマモノである。1年前にマスコミがこぞって経済が良くなる、と煽ったのがやはり偽者であったと実感する2014年4月。
レコ137枚目は、かぐや姫でお馴染み、そして「なごり雪」の作者としてもお馴染みのSSW、伊勢正三による83年作を。時代的にアーバン系洗練されたサウンドが支配している印象で、AOR好きな貴兄が思わずエレクトしてしまう極上サウンド満載の隠れ名盤でございます。哀愁味たっぷりの和風イントロから一転してお洒落AORサウンドに展開する、極上ミディアム・シャッフルA5「色褪せた日々」、70年代後期西海岸系AOR然としたメロウ・サウンドが実に素敵なB2"Cape 117"、B2をさらにしっとりと落ち着かせた印象の、渋系メロウ作B3「青い10号線」、そしてEarly80's系和モノAORとしては極上ラインの、◎フリーソウル作B4"Orange Groove"をはじめとして、全曲しっかりとAORラインに入ってくる間違いない1枚。佐藤準林立夫鈴木茂など参加ミュージシャンも実に多数かつ豪華そのもの。