レコ(仮)Vol.88 Drops/須藤薫('83)

junpee2013-11-30

民主主義をぶっ壊す特秘法が衆議院強行採決され、いよいよ暗黒社会への道を歩み始めた感がある2013年暮。採決間際になって初めて、横並びの批判記事を報じるマスコミ(産・読除く)は全く本来の役割を果たしておらず、本法案の内容を正しく理解せずに採決を急ぐ自公連中も滑稽であるし、それを後押しする愚民も文字通り愚かである。上から読んでも下から読んでも、よのなかばかなのよ。
レコ88枚目は実力派ヴォーカリスト須藤薫のアーバン・メロウな5thアルバムを。初期のオールディーズ向けポップ世界から徐々に洗練AORサウンドへ変化した頃の1枚で、私的においしいごくばんであります。イントロの分数和音で高揚してしまう滝沢洋一作、EPO系極上ミディアムA1「真夜中の主人公」、杉真理作正統派ハチロクバラードA2「クリスマスの扉」、哀愁サウンドに大野雄二の匂いがする、来生たかお作歌謡メロウ・グルーヴA5「幸せの場所」、爽快アーバン風味AOR、B3「心の背景」、林哲司オメガトライブ風甘メロAOR、B5「雨の中の噴水」とメロウ好きオヤジには堪えられない楽曲多数収録。時折登場するJake Conceptionによる甘いSAXも◎。