レコ(仮)Vol.79 Montage/南佳孝('80)

junpee2013-10-25

ソルフェジオ周波数をBGMに就寝する2013年秋。PCスピーカ設定を洞窟モードにして微音で流したところ、なんとなく歯の痛みが和らいだ気がする。吹奏楽部時代、チューニング基準としていた国際標準音と微妙に異なる響きで、不慣れな周波数に長時間身を晒したせいかブロークンお腹となる中年。いずれ絶対音感にも影響を来しそうである。
レコ79枚目は南佳孝の80年作を。ディジタル化時代到来に合わせたかの如く、機械音系硬質アレンジが目立つ作品だが、その中でもヴォコーダを効果的に用いたテクノ・ポップA1「憧れのラジオ・ガール」は高揚メロディが印象的な彼の代表作。さらに石川セリに提供したボサ名曲を、若干ラバーズ・ロック風に味付けしたB1"Midnight Love Call"、お洒落でクールなアレンジ感覚が実に耳馴染み良い◎メロウ・ミディアムB2「クレッセント・ナイト」、ムーディーな大人のスロー・ジャズB5「回転扉」も秋の夜長に相応しい好作。