レコ(仮) Vol.69 ひとかけらの夏/村田和人('83)

junpee2013-09-24

ここ数週間、6年ぶりに断捨離に励む中年。この部屋に引っ越して以来初めて荷物を動かした場所も多数存在し、その度に6年ぶりの埃を処理する。レコ棚においては2年前の震災で少々壁から離れた状態のまま2013年9月を迎えてしまった。あの震災以降、何か進展があったというよりは、寧ろ悪化の一途をたどっているようにしか感じられないこの国である…そんなことをふと思いつゝ、断捨離オールナイト、レコもあるよ。
レコ69枚目は、ヤマタツprodの村田和人2ndを。ぼんやり聴いていたら、もろ山下達郎のアルバムのようであります。いきなり"Big Wave"風爽快グルーヴが最高な高揚作A1「一本の音楽」が素晴らしいことこの上ない。ストレートかつシンプルな曲展開にて、村田和人の熱い歌声、爽やかコーラスと、正に鑑的な◎作品。さらに60'sオールディーズ風な正統派メロウ・バラードA2"Summer Dream"、西海岸系アレンジが嬉しいポップス中のポップス作A4"So Long, Mrs."、A1の続編的なメロウ作B2「やさしさにGood-bye」、深みあるメロディが素敵なアコースティック作B3「幻影」等、夏真っ盛りというよりは、ゆく夏を惜しみつつ、このような酷暑は二度とゴメンだネと舌を出しつつ、秋分の日に耳にしたい1枚、Surfin' Hot Rodのフレーズや、ラスト収録CF向けインストB5「ニコニコワイン」と共に。