レコ(仮)Vol.47 太陽を盗んだ男/O.S.T.('79)

junpee2013-08-15

早寝早起き生活継続中だが、早起きし過ぎて昼寝してしまうのび太君。暑さの影響もあるのだが脳みそがついていかないこの感覚はここ数年の傾向である。とうとうジジィになったということでしょうか、あと数年後にはくそじじいとなり醜態を晒すことになるのだろうか…ご飯まだかい?
レコ47枚目は、井上尭之バンドによるサントラより昭和54年制作の「太陽を盗んだ男」を。長谷川和彦による痛快社会風刺映画で、普段映画を見ない私も一生懸命に見てしまった作品。従って音楽にも愛着があります。沢田研二扮する主人公のテーマ曲A2"Makoto"は、Emを軸とした半音展開のメロディが印象的。そして菅原文太扮する山下警部のテーマをメロウ・グルーヴにアレンジしたA3「原爆 Part1」の高揚感は既に評価されているラインだが、ちょっと短すぎますね〜。ロング・ヴァージョンとかボートラで付けて欲しい気もしますが、同じ楽曲をメロウ・フローター化したA4「原爆 Part2」もなかなかよい感じであります。劇中終盤部の退廃感が蘇る、哀愁インストB5「動揺」、B6「カーチェイス」、A3のダンサブルアレンジB7"No.9"等、映画をじっくり見たあとで振り返り、ハッとしてグッときてしまう1枚。脱原発というほどの内容でもないので、「朝日のあたる家」のような権力者の圧力による上演拒否は当時なかった模様。しかしかなりタブーな内容に切り込んだ映画であり、かつ痛快でかっこいいところに憧れてしまいます。