レコ(仮)Vol.5 海が泣いている/太田裕美('79)

junpee2013-04-06

ようやく8週間ぶりに冷蔵庫復活と相成る年度始め。これで温いチューハイともおさらばで結構。昨晩は久々にカラオケで原曲キーヤマタツに挑戦するが、まずまず善戦だつたやうに思ふ。そしてこちらも久しぶりに「春ラララ」/石野真子をフルで拝聴し、ロクな内容の歌詞ぢゃないな、と周囲の人たちと盛り上がる43歳、小学生の頃から全く成長していない。今日は気圧が低すぎて顎が痛い。
レコ5枚目は、本ブログ初登場の太田裕美を。LA録音を果たした79年作であります。当時の一流腕利きミュージシャンをバックに、AOR〜シティポップス路線へ一歩踏み込んだ1枚。イントロのハイハットがまるで"One Night Affair"的な極上メロウ・グルーヴA1「スカーレットの毛布」がやはり、本アルバムのハイライトでしょう。このテイストは当時の歌謡曲ではまずあり得ないレベルであり、丸み・まろみを帯びた太田裕美の歌唱とのギャップもある意味快感。同路線では、シャッフル・ビートにて熱くロックするA4"Nenne"、しっとりピアノメインのアレンジが耳に優しいスロー曲B1「海が泣いている」、レゲエ風ミディアム・メロウB2「ナイーブ」、ジャジー&メロウに迫るB4「女優」、ダンサブルにまとめた好作B5"∞"あたりがまずまず。シングルヒットしたA2「振り向けばイエスタデイ」になぜか最も我が耳が反応するのも不思議である。