ごくばん Vol.535 Listen Of Paul Bryan/Paul Bryan('73)

junpee2013-01-02

正月2日目は、恒例のすき焼きで。昨年まで常陸牛など高価なブランド品しか置いていなかったのに、今年は国産牛、としか書いていない品が大量に陳列されており、しかも若干値段が安めであった。放射能含有量の関係でブランドを銘打って売ることができなくなったのであろう。安価に釣られ、健康を危機に晒すしがないサラリーマン。そしてしっかりうどんすきまで食べ尽くす1月2日。そろそろ鍋に飽きてきた…飲みすぎで気持ちが悪い。
ごくばんは、そんな胃の不快感をすっきり爽やかに解消してくれそうな、SSW名盤を。Paul Bryanはブラジルの盲目SSW。クリス・モンテス似の優しい中性的歌声に、心地よいアレンジを施した美メロ作品連発で、久々に唸らされるごくばんでございます。美しいアコギフレーズに先導されるSSW系名曲バラードA1"Listen"、哀愁味溢れるメロディにかっこよいリズムアレンジ、間奏の渋いフルートソロが最高なA2"Like A Rainy Night"、Willow系爽快グルーヴが心地よいA4"Feel Like I Feel"、オーボエによるイントロ一発目の音で名曲確定なナイス・メロウ作A5"Window"等々、優れた楽曲ばかりでアルバム・トータルで楽しむことのできるこれぞごくばん。