ごくばん Vol.503 Music Inside/Papik('12)

junpee2012-05-06

予告通り、予定通りにブルーノート東京を訪れる中年。竜巻が発生するほどの悪天候の中、みだれ髪にてよれよれになりつつ到着したが、ライブの方は中ヽハイテンションにて聴き応えのある内容であった。音楽にのる、というよりは各演奏者の振る舞いや楽曲の作りに神経を集中させ、ハーブの効いたトマト・ケチャップ付のポテト・フライを頬張る幸せな時間を過ごしたおかげで、こヽ数日のサザエさん症候群がすっかり消滅してしまった。やはり好きなことをするのが脳には効果的らしい。
ごくばんは、その本日ライブ体験をしてきたところのイタリア発ジャズ・プロジェクトPapikの2ndを。なんとなく一昔前のIncognitoあたりを彷彿とさせながらも、音的にはジャズへのベクトルが強い印象で、飽くまでも生楽器メインな音作りが好感度大な1枚。昨晩予習のつもりで耳にしたM9"The Puzzle Of Life"の多幸感溢れる、エネルギッシュなサウンドがやはり最も心に残ったか。一瞬"It's Not Unusual"か?と思わせるイントロが最高に心地よいですな。その他高速ブラジリアン・ジャズあり、爽快ボサノヴァあり、スムース・ジャズあり、とこれ以上望むものはないほどステキな2012年発ごくばん。トマトたっぷりのピッツアが恋しい。