ごくばん Vol.448 Misty Morning Flight/竹田和夫('78)

junpee2011-06-14

先週金曜より急遽、仕事で久喜へ泊り込みとなる。何かあったときの待機要員としての滞在だったので、結局何もせぬまま、ようやく本日解放となる。久喜において安く宿泊できる宿がなく、ようやく探し当てたホテルは一昔前のビジネスホテルのつくり。しかも、1Fにカラオケスナックがあるお陰で、うるさくて眠れやしない。しまいには、ズンズン…と鳴り響く重低音で曲当てに興じる後厄中年。かなりの高確率で当たったが、何かもらえるはずもなく、呆然と夜中のトイレを訪れると、今度はバリアフリーならぬ床高に足を躓き転倒し、突き指してしまう情けなさ。一体何をしにいったのだろう?家に帰った途端、ホッとしてしまい、激しい疲労感に襲われるオヤG。明日は休むか。
ごくばんは、クリエーションのギタリスト竹田和夫のソロ作を。プロデュースBy内田裕也でございます。非常にライト感覚溢れるインスト作中心で、合間に渋いジャズ作品なんぞも挟まれていたりして、実にハイセンスな内容のごくばんであります。やはり、本作といえば真っ先に思い出されるのはTBSドラマ「ムー一族」のオープニング・テーマA4"Leo(暗闇のレオ)"でありましょう。シンセ・ドラムのプン・プン音に導かれる、軽快なサンバ・インストでしかも、ハイテクなギター・プレイということで、ギター小僧には敷居の高い一曲であるそうです。そして先述した渋いスウィング・ジャズA6"Midnight Blue Moon Part 2"、B2"4:50 Coffee Break Blues"はおしゃれ系キレイジャズで◎。そして本作のメインといえば、沸き立つようなギター・カッティングが心地よいメロウ・グルーヴB1"Toward The North Wind"、B3"Tokyo Sally"の2曲でしょう。適度に爽快でメロウで、そして緊張感もありなツボ的サウンドであります。黄昏メロウな甘さが最高なA2"Amarillo-daybreak"もいい感じ。