ごくばん Vol.381 First Flight/西城秀樹('78)

junpee2010-08-13

夏休み5日目はオールで飲酒、6日目は一睡もせずに実家帰省と慌しいスケジュール。昨夜は疲労のせいか12時間も眠ってしまった。ようやく休日モードに身体が順応してきたこともあるようだが、すっかり弛みきった頃に仕事再開となるのが少々不安な休日7日目。早くもサザエさん症候群発症。
ごくばんは、数々のガイド本で紹介された西城秀樹の78年作を。宇宙船をバックにしたジャケ写の意図がさっぱり不可解であるが、バックバンドが藤丸バンドとUFO(スペクトラムの前身)とで構成されているそうで、音の方はかなり本格的にメロウなライン。西城自身による楽曲が6曲含まれていて、その中でもシティ・ポップス然としたメロウ・バラードA1"Sweet Half Moon"が評判の1曲。高揚感溢れる黄昏メロウな好曲だが、何度聴いても「ブルースカイブルー」の続編な印象が拭えないのは私だけか。個人的にはより爽快ダンサブルなB1"Love Is Beautiful"が最も好みなライン。海辺のドライブに使える1曲ですぞ。さらにサンバ風なイントロから都会派歌謡曲へ展開するB4「東京スカイ・ラウンジ」、漆黒ファンクにヒデキの熱唱が冴え渡るB5「バリエーション」あたりもアイドル盤にしては、かなりオヤG向け路線で大歓迎。70年代後期特有の一種の切なさが滲み出ている『懐かしい』1枚。