ごくばん Vol.358 Conquistador/Maynard Ferguson('77)

junpee2010-06-20

金曜はTブッキングで飲み。最初に訪問したのは8年ぶりの渋谷「もりげん」。歓楽街というよりは風俗&ホテル街ど真ん中に位置する、ファンキー・ソウル焼き鳥屋。入り口の大きなサンドバックが目印の良店。初めてマスターと会話をして、Momentsの"With You"をかけてもらい満足する。次はレコ仲間と神泉のIndian Cafe。レモンビールを大量に飲ってしまい、そのあたりから記憶がヤバくなる。そして最後は門前仲町で朝までカラオケ・バー。ほとんどプロ歌手の店員にSergio Mendesの"Never Gonna Let You Go"を熱唱してもらい、満足する。それならば自分もと、"Sexy Eyes"を入れてみたが大失敗してテンションが下がる。でもブルーマウンテン仕様のリキッド・コーヒーを頂戴し、ほくほく帰宅する土曜早朝。以上駆け足で。
ごくばんは、とうとう掲載してしまったメイナード・ファーガソンの超有名な77年作を。高校生の頃からずっと愛聴してきたロングランな1枚。当時トランペットの技術向上に日夜努めていた身としては、彼の存在は冥王星以上な存在。やはり吹奏楽も身体が資本だなと思い知らされるほどの強烈なハイ・ノートに何度も心を奪われつつ、練習した時代を思い出しますです。本アルバムでは『アメリカ横断ウルトラクイズ』のOPで使用されていたA3"Theme From Star Trek"が世間的に幅広く知られている作品。輝かしいTPの音色も最高だが、中間部におけるリリカルなMFによるフルートソロも、これまた凄い演奏で驚愕してしまう。死ぬまでに一度トライしてみたい一曲だな。さらにこれまた有名なロッキーのテーマA1"Gonna Fly Now"、本アルバムの価値をグッと高めた極メロウな名スローA2"Mr. Mellow"、Bob James仕様なミディアム・メロウB2"Soar Like An Eagles"、スリリングな展開に超絶技巧な演奏が最高なB3"The Fly"と何度聴いても聴き飽きない一生モノな1枚。そろそろ音の良いリマスター盤が欲しいなぁ。