ごくばん Vol.357 Pressure Sensiteve/Ronnie Laws('75)

junpee2010-06-14

所沢通勤の仕上げは、西武狭山線で下山口まで。生まれて初めて降り立つ下山口駅界隈は実にのどかで、老後はこのあたりに居を構える未来予想図も夢見たりしつゝ。狭山線は10〜20分に1本の割合で運行されており、さほど混雑もしていない模様。おかげで西所沢〜下山口間の通勤タイムが最も心安らぐ時間である。ところが偶々、「女性専用車両」のステッカーを狭山線の車窓に発見してしまう。きっとある時間帯において、想像を絶するラッシュ時間帯があるのであろう。一度そいつを体験してみたい41歳。
ごくばんは、ロニー・ロウズ再登場。名盤の誉れ高き75年作でございます。裏ジャケクレジットに"Ronnie Laws and Pressure"との表記がありますが、前々回掲載したPressure79年盤のクレジットと一切重複していないので、登場人物は全く別者のようです。むしろそれどころか、クルセダーズのメンバーなど著名ミュージシャンを背後に固め、その後のフュージョンサウンドの先駆け的存在となった、影響度大な1枚。やはり本アルバムの目玉はA1"Always There"。アシッド・ジャズ然とした時代を超越したグルーヴ感覚に、思わず驚愕してしまうほど完成度の高い名曲。何度聴いてもかっこいいですな〜…さらにロニー節全開のメロー・チューンA3"Never Be The Same"、心地よく酔えるまったりグルーヴ感がたまらないB2"Tidal Wave"等々、1975年にしては時代を先取りしすぎている感もあるごくばん。リアルタイムで聴きたかった1枚。