ごくばん Vol.350 Shine/Average White Band('80)

junpee2010-05-29

オフィスでの仕事中に携帯電話がかかってきたとき、なぜか落ち着きを失う人をよく見かける。ある人は部屋中を所在なくうろうろと動き回りながら、ある人は自分の席でなぜか立ったままで、そしてある人は喫煙エリアまで移動して話している、そんな情景を見つめる最近。普通に自分の席に座って話をすればよいのに、なぜそんなに動き回るのか…?すっかり仕事から干されてしまったので、仕事中妙なことが心に引っかかるようになってきた中年。
ごくばんは、アベレージ・ホワイト・バンドの10thを。デヴィッド・フォスタープロデュース。AORとしても、アーバン系R&Bとしても楽しめる贅沢な1枚。本盤からの1stシングルA3"Let's Go Round Again"は誰でもステップを踏みたくなってしまうような、魅力満載の傑作フロア・キラー。絶えず鳴り響くクラップ・ハンドが実に効果的ですな。そしてチャカ・カーンのヒット曲としてもおなじみの摩天楼ダンサーA4"Whatcha' Gonna Do For Me"、いかにもD.Foster節な黄昏メロウ・フローターA2"For You For Love"、耐久性抜群なグルーヴを提供してくれる、ナイス・ダンサーB2"Help Is On The Way"、B4"Shine"、ロマンティックなナイス・バラードB3"If Love Only Lasts For One Night"と、◎作品てんこもりの極名盤。