ごくばん Vol.346 Don't Cry Out Loud/Melissa Manchester('78)

junpee2010-05-15

昨日三度目の抜歯にて、No飲酒状態にも拘らず呆然と過ごす土曜日。それでも隣町の西友まで安い食材を求めて買出しに向かう。いつも飲んでいるワインがここなら安く入手できるので、それ目当てなのであるが、その他パスタ等もお買い得だし、近所のスーパーがなくなって以来重宝しているお店である。その西友でBGMに流れていたのがなんと、あのBABADU。誰が選曲しているのだろうか…それとも全店同時に流れていたりするのか?きっとほとんどの人がババドゥに気づいていないだろう、と思うとちょっぴりさびしいような、うれしいような。
ごくばんは引き続き定番アイテムより、メリッサ・マンチェスターの78年発名盤を。リオン・ウエアプロデュースならではの、アダルトな高揚感がたまらなく心地よい、飲酒時必須アイテムな1枚。他者によっては普通なアレンジで完結しそうな楽曲でも、リオン・ウエアの手にかかると極上メロウ・グルーヴに生まれ変わってしまう、そんなマジックを見ているような気もしつつ…豪奢管弦アレンジがメロウ濃度をさらに増している、アーバン・メロウA1"Shine Like You Should"、B2"To Make You Smile Again"、若干ポップよりなれど、時折激変するアレンジに感嘆してしまうA2"Caravan"、Zulemaの"Wanna Be Where You Are"を彷彿とさせる、エロ・メロウ・グルーヴ名曲A4"Almost Everything"、S.Wonder作Supremesの名曲カヴァーA5"Bad Weather"、鳥SEなど、ほのぼの系アレンジが爽やかメロウなB3"Such A Morning"、めくるめく転調パターンに高揚するアダルトAOR、B4"Knowin' My Love's Alive"と、AOR史上屈指の極上アルバム。一生モノ。