ごくばん Vol.282 S/T /Leila Pinheiro('82)

junpee2009-11-25

先週より八丁堀に仕事で入り浸り。都心にしては飛び抜けた高層建物が少なく、落ち着きのある良い街である。毎日昼食を摂る店をあれこれ探しているが、長崎ちゃんぽん専門店とカレー店がやたらと多いように感じる。中でも「カレー堂」というお店は本格派欧風カレーが堪能できてオススメであります。肉と野菜を原型がなくなるまで煮込み、じっくりと炒めた焦がし玉ねぎとブレンドさせたルーが最高に旨い。明日は長崎ちゃんぽんにするか。
ごくばんは、昨日に続いてブラジル物より80年代メロウMPB本命盤を。8年前に初めて入手して以来、夜のひとときに聴いていたい筆頭アルバムがこれ。のっけのアーバン・メロウ・ディスコA1"Tudo Em Cima"で華やかに幕を開けるものの、この手のダンサブルな作品はこれだけで、後はゆったりとしたメロウ・ボサノヴァ中心の構成となっており、柔らかでムーディーなギター、エレピ、弦楽器のサウンドなどが実に雰囲気たっぷりで、何度聴いても最高に酔ってしまう内容です。ムーディー代表としてA2"Bons Amigos"、A3"Vai Ficar No Ar"、A6"A Porta"あたりが素晴らしいところですね。上品なさわやかメロウ・サンバB1"Lua De Cetim"も滅茶苦茶心地よいサウンドで◎だし、ほんとにこれだけ名曲棲息率の高いアルバムはそうはないと。クレジットされているミュージシャンも大御所揃いだし、名盤であるべくして名盤な1枚。就寝時のお供に。