ごくばん Vol.208 ささやかれた夢の話/比屋定篤子('99)

junpee2009-05-14

会社を休み、精密検査でGo。造影剤を用いたレントゲン撮影ということで、朝からテンションが低い。早速右腕の静脈から薬剤を注入される。関節部の血管が判り難いため、手首近くに針を刺されてしまうことに…ああすごくいやなかんじ。人によっては薬剤によるアレルギー反応が現れるそうだが、何も感じない。5分ほどして薬剤注入が終わる。しかし針は20分ほど刺しっぱなしにしておきます、と言われてショックを受ける。薬剤アレルギーより、この刺さっている針が何とも不気味で痛く、早く抜いてもらいたい一心でその20分ほどを過ごす。撮影写真を見せてもらうと、実にきれいな腎臓で惚れ惚れする。しかし尿管に一部問題があった。その事実を認識してから急に下腹部が痛くなる。病は気から。明日があるさ
ごくばんは続いて比屋定篤子の2ndを。前回掲載の3rdよりもポップ・フィーリング、ブラック・フィーリングが強く現れており、個人的にとりわけ好みの1枚。まずは飛翔感・高揚感溢れるシティ・ポップスM1「まわれまわれ」がいきなりにして極名曲。ふわふわと盛り上がるサビの心地よさ、適確な管弦アレンジ、すべてが素敵な1曲。そしてデオダートネタのグルーヴィー・チューンM7「メビウス」のかっこよさも尋常ではありません。"What's Goin' On"な鉄板グルーヴに、スティービー・ワンダーなハーモニカ、オルガンと被さる怒涛の攻撃を見せる終盤部は実に圧巻。この2曲は一度ライブで拝見してみたいものです。その他作品も充実のライン・アップであり、お得意の夜系メロウ・ボサM2「雲がふたをしてしまう前に」、ふんわりメロウなジャズ・ワルツM4「光のダンス」、JB系ファンキー・チューンM5「私」、アントニオ・カルロス何某風爽やかボサM9「うつらうつら」、M1の続編的な快活ポップ・チューンM12「Sweet Rhapsody」、イントロ&エンディングの管楽器アンサンブルが素敵な爽やかポップスM13「青い自転車」をはじめとして、全曲素晴らしい極上盤。一生モノ。