ごくばん Vol.142 Tristeza On Piano/Oscar Peterson('72)

junpee2008-12-23

年末で祭日、しかもイヴイヴということで近所サティの食料品売り場は大盛況。そんな日に自分の分だけ細々と食料を探す片身の狭さよ。さらば昴よ。毎年この時期に同じ事を思うのが、一人分の惣菜が置いていないことへの嘆きである。豪勢なオードブルなど一人では食えないではないですか。結局やきうどんと炒め用野菜などを買って約900円で済ましてしまう。細々と長い人生も悪くないさ。
ごくばん142枚目は、ジャズ・ピアニストによるトリオ・ジャズものを。今年の4月にCD化を果たしております。タイトルから推察できるように、ブラジリアン・ジャズ中心に楽しめる好内容の1枚です。まずはそのA1"Tristeza"。ハッピー系最高峰とでも言うべき高揚感溢れる曲調に、オスカー・ピーターソンの縦横無尽に疾走するピアノ・プレイがかっこよくフィットしており、正に高速ジャズ大傑作。さらにボサ系では自作のA2"Nightingale"、アントニオ・カルロス・ジョビン作A4"Triste"、Michel LeGrand作B2"Watch What Happens"のいずれも流麗なピアノ・プレイが素晴らしいナイス・ジャズで◎。他クール・ジャズA3、B3や、ラスト収録B4"Fly Me To The Moon"も透明感溢れるピアノの音色に聞惚れてしまいます。いい盤だ。