極私的名盤 Vol.62 Deiza Eu Dizec/Claudia('73)

junpee2008-05-31

今日も雨の中市原市某所まで車で通勤。土曜朝6時台のラジオ日本はかなりディープな番組が連続するので、ここ数週間続けて楽しみなひとときでもある。某カルト宗教の番組ではスペーシーなBGMをバックにエコーかかりまくりの浮世じみた説法、今月の推薦曲コーナーでは、ゆったりとしたボサノヴァをバックにコテコテ演歌の紹介ナレーション、さらによくわからない人の「裏のない10分」というふれこみのコーナーでは、これまた妙に味のあるボサノヴァ(日本語詞)がBGMと、それぞれメイン・パーソナリティにより発せられる言葉よりもその背後のBGMを楽しんでしまうのが面白い。
極私的名盤62枚目は、クラウヂアの73年作を。おそらく未CD化だが、良質MPBを堪能できる内容の濃い1枚です。涼しげなエレピ&メロウなギターに導かれる夜系スロー佳曲A2"Esse Cara"、木管の柔らかい響きがお洒落感を誘うボサ名曲A3"A Fonte Secou"、軽快キュートな爽やかメロウ・サンバB1"So Que Deram Zero Pro Bedeu"、哀愁味あふれる美メロが素晴らしいIvan Lins作ナイス・ボサB2"Dexia Eu Dizec"などアルバム通してゆったり聴くことのできる貴重盤。オススメだす。