極私的名盤 Vol.3 I've Never Been To Me/Nancy Wilson('77)

junpee2008-01-03

今の部屋に引っ越してから早や1年。昨年12月後半からようやく引越し荷物の整理をして、ソファ、机、ラグ等インテリア用品を購入&設置。数ヶ月かけて厳選した甲斐あって、納得のいく家具に出会えて満足な年末年始でございました。これでやっと人を通すことのできる部屋に一歩近づいた感じが…
正月休みを利用して立て続けに極私的名盤を紹介中。6日あたりまでは連日更新できるかもしれません。3枚目に選んだのはジャズ・シンガー、ナンシー・ウィルソンの77年作。彼女の70年代後期作品はそれぞれに内容が濃いものばかりですが、個人的に最も好きなのが本アルバム。Gene & Billy Pageプロデュースによるまろやかメロウな肌触りのサウンドが最高に心地よい傑作盤です。ストリングス&木管(フルート)、そしてDavid T. Walkerのギタープレイが春の暖かさを運ぶ高揚感たっぷりなメロウ・ソウルA1"Flying High"をはじめとして、ハイ・テンションなかっこいいイントロにノックアウトされるフリーソウルB1"Changes"、爽やかAORなメロウ・フローターB3"Nobody"、豪華な摩天楼系傑作ダンサーB4"Here It Comes"、黄昏系メロウ・ミディアムB5"Moments"と私的に◎を付けてしまう作品が目白押し。三桁で購入可能なA級アルバム筆頭!